近年よく耳にする「ナノイーX」「プラズマクラスター」「ストリーマ」などの各技術。それぞれが何を意味していて、どのような効果があり、どう違うのか?これらの技術は、現代生活の中で私たちを取り巻く空気環境を整え、より健康的で快適な空間を作るために開発されました。
この記事では、これら3つの技術の特長や違いを分かりやすく解説していきます。3つの技術の特徴が知りたいけれど、複数のサイトを行ったり来たりするのは大変とお考えの方は、この記事を読むことで、日々の空気環境がどれだけ重要か、そして最適な技術がどれなのかがクリアになります。長い記事ですが、是非お付き合いください。
この記事は前回記事の続編です。前回記事はこちらよりご確認ください。

- ナノイーX(ナノイー)とは
- プラズマクラスターとは
- ストリーマとは
- ストリーマ技術とは?
- ストリーマの効果
- ①猫・犬アレルゲンに対する効果
- ②カビ・ウイルス抑制の効果
- ③オミクロン変異株を含む新型コロナウイルスに対するストリーマ技術の不活性化効果
- ④新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活性効果を実証
- ⑤夏風邪や麻疹を引き起こすウイルスに対するストリーマ技術の効果
- ⑥風邪・インフルエンザの原因ウイルスだけでなく、RSウイルスも抑制
- ⑦食中毒の原因となる、病原性大腸菌O157を抑制
- ⑧冬の食中毒の原因となる「ノロウイルス」を抑制
- ⑨16種類の花粉を抑制「花粉は日本全国で一年中飛散している」
- ⑩花粉症悪化の原因「花粉+排気ガス+PM2.5」を同時分解
- ⑪カビやダニのフン・死骸を分解し、アレルギーの原因を抑制
- ⑫エアコン内部で発生するイヤなニオイの原因菌を分解・除去
- 洗濯物の生乾き臭の原因となるモラクセラ菌を分解・除去
- ストリーマ研究所による空気の豆知識
- 総まとめ
ナノイーX(ナノイー)とは

パナソニックのナノイーXは、水から生まれ水へと戻る独自のクリーンテクノロジーです。目に見えない有害物質を抑制し、空気をより快適に保つために設計されています。この技術は、家庭用電化製品だけでなく、公共施設や医療現場など、幅広い場面で採用されています。
ナノイーXの7つの主な効果

ナノイーXは、菌やウイルス、カビ、花粉、PM2.5、アレル物質、ニオイ、美容の7項目に対して高い効果を発揮します。以下でそれぞれの効果を詳しく見ていきましょう。
① 菌・ウイルスの抑制
浮遊菌の除去性能をグラフで確認します。

ナノイーXは、空気中に浮遊する菌やウイルスを効果的に抑制※1、2します。約6畳の密閉試験室内で行われた実験では、浮遊菌を4時間、付着菌を8時間で99%以上抑制する結果が得られています。これにより、家の中の空気環境がより安全で清潔に保たれます。
●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません
② カビの抑制
浮遊カビ菌残存率(%)をグラフで確認します。

室内に浮遊・付着する8種のカビ菌を抑制する効果※3、4が確認されています。約6畳の密閉試験室内において、浮遊カビ菌は60分、付着カビ菌は8時間で大幅に抑制されました。クロカビ(Cladosporium) / アオカビ(Penicillium) / コウジカビ(Aspergillus) / ススカビ(Alternaria) / アカカビ(Fusarium) / 力ワキコウジ力ビ(Eurotium)、土壌に存在(土壌から大気を介して侵入を想定※5)するケ力ビ(Mucor)、およびさらには風呂場などに発生する黒色カビ(Stachybotrys)※6など、生活空間に存在するさまざまなカビに対して、ナノイーXが効果を発揮します。
●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません
③ PM2.5に含まれる有害物質の分解※8、9
有害物質の抑制効果をグラフで確認します。
③-1.芳香族カルボン酸(安息香酸)酸性雨の原因となる物質

③-2.アルカン(ヘキサデカン)ディーゼル排気により発生する物質

PM2.5に含まれる有害物質に対しても、ナノイーXは優れた抑制効果を発揮※8、9します。芳香族カルボン酸やアルカンなど、酸性雨やディーゼル排気ガスに含まれる物質を分解し、空気中の有害物質を大幅に分解します。
●約6畳の密閉試験室内において、芳香族カルボン酸(安息香酸):8時間後、アルカン(ヘキサデカン):16時間後の効果
●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません
④花粉の抑制
ナノイーXによる、スギ花粉の抑制比較です。

ナノイーXは、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど日本の主要な17種類の花粉を抑制※10することが確認されています。(ナノイーは「スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ」の4種類のみを抑制※11)試験では、約6畳の空間で、3時間でにスギ花粉を99%以上抑制する結果が得られました。これにより、花粉の飛散が多い季節でも快適に過ごせる環境を提供します。
[ナノイーXのグレードに関してはこの章の後半で解説します]
【ナノイーXで抑制できる花粉17種】
(1)スギ、(2)ヒノキ、(3)カモガヤ、(4)ブタクサ、(5)ススキ、(6)シラカンバ、(7)ヨモギ、(8)オリーブ、(9)ビャクシン、(10)モクマオウ、(11)ハンノキ、(12)オオアワガエリ、(13)カナムグラ、(14)イネ、(15)ライムギ、(16)シラゲガヤ、(17)ギョウギシバ
ナノイーXが花粉を抑制するしくみ
ナノイーXは、水を基にしたパナソニック独自のクリーン技術です。放出されたナノイーXは空気中を浮遊し、花粉に直接作用して、その活動を抑える効果を発揮します。
1. ナノイーXが花粉に的確に届く

2. OHラジカルが花粉のタンパク質を変性させる

3. 花粉が抑制される
(反応したOHラジカルは水に戻る)

ナノイーおよびナノイーXで抑制効果が確認された花粉のリスト

ナノイーとナノイーXでは抑制できる花粉種類の数が異なります。
【ナノイーX】
日本の主要な花粉(上記リスト全17種類)を抑制★1
★1:約6畳の試験空間での約24時間後の効果
【ナノイー】
花粉(上記リスト「nanoe」で記した4種類)を抑制★2
★2:約6畳空間での約8時間後(スギ)、約24時間後(ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ)の効果
飛散時期を確認しよう!
花粉のピークはいつ頃からいつまで続くのか?

ナノイーXは、春にピークを迎えるスギやヒノキに加えて、イネ科のカモガヤや、秋に飛散するブタクサなど、合計17種類の花粉に対する抑制効果が確認されています。地域や季節ごとに飛散量が異なる様々な花粉にも対応しています。
●花粉の飛散時期は、地域や年度により異なる場合があり
●複数地域で飛散する花粉は、関東地方のデータを基に記載
花粉抑制効果のカギはOHラジカル(高反応成分)を多く含むナノイーX
ナノイー・ナノイーXのグレード

ナノイーXは、含まれるOHラジカルの量によって「グレード」が異なり、花粉抑制のスピードにも差が生じます。
- ナノイーX(4.8兆)は、約24時間でスギ花粉を抑制します。
- ナノイーX(9.6兆)は、約半分の時間で同様の効果を発揮します。
- ナノイーX(48兆)は、さらにその1/4の時間(ナノイーX(4.8兆)の1/8のスピード)で花粉を抑制します。(メーカー調べ)
⑤アレル物質の抑制

ナノイーXは、ダニや昆虫の死骸、ペットのフケなどに由来するアレル物質に対しても効果を発揮します。試験結果では、ダニやネコ由来のアレル物質を約6時間で99%以上抑制することが確認されています。特にアレルギーを持つ方やペットのいる家庭では、日常生活で発生するこれらの物質が原因となるアレルギー症状を軽減するため、この技術が助けとなるでしょう。※13、14、15
●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
●数値は約6畳の試験室内での6時間後の効果であり、ご使用方法によって異なります。
⑥ニオイの抑制
ナノイーXは、繊維の奥深くまで入り込み、タバコやペット、生乾きのニオイなどをしっかりと脱臭します。加齢臭(疑似体臭)に対しては、わずか15分で99%の脱臭効果が確認されており、さらに焼肉のニオイ、生ゴミの嫌なニオイも短時間で大幅に軽減します。日常的に気になるニオイの対策として、ナノイーXは非常に効果的です。※16、17、18

●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
●臭気強度が「1」下がるとは、90%の低減に相当。臭気強度「2」は、「何のにおいであるかわかる弱いにおい」のレベル。臭気強度「1」は、「やっと感知できる非常に弱いニオイ」のレベルです。
加齢臭に関してはわずか15分で脱臭!「ナノイーX(48兆)」

ナノイーX(48兆)は、加齢臭(疑似体臭)をわずか15分で脱臭することが確認されています※17。臭気の強さは1以上低減し、2.5以下になるまでの時間(メーカー調べ)で効果が示されています。
●臭気強度が「1」下がるとは、90%の低減に相当。臭気強度「2」は、「何のにおいであるかわかる弱いにおい」のレベル。臭気強度「1」は、「やっと感知できる非常に弱いニオイ」のレベルです。
●数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
⑦ 美肌・美髪効果

ナノイーXは、空気の清浄や脱臭だけでなく、美容面でもその効果を発揮します。ナノイーが皮脂と結びつくことで、肌をコーティングし、水分の蒸発を防ぎます。その結果、うるおいを保ち、乾燥を防ぐことでキメの整った美肌に導きます。また、ナノイーXは髪のキューティクルを引き締め、ツヤやかでまとまりのある美しい髪を実現します。髪の水分バランスを整え、しなやかで指通りの良い美髪へと導く技術です。※19、20
ナノイーXのまとめ

①菌・ウイルスの抑制 : 浮遊する菌やウイルスを効果的に抑制。試験では4時間で99%以上の除菌効果が確認されました。※1
②カビの抑制 : 室内に浮遊・付着する8種類のカビ菌を抑制。60分で浮遊カビを、8時間で付着カビを大幅に抑制しました。※3、4
③PM2.5の抑制 : PM2.5に含まれる有害物質(芳香族カルボン酸やアルカンなど)を分解し、空気を浄化します。※8、9
④花粉の抑制 : 日本の主要な13種類の花粉を抑制。3時間以内でスギ花粉を99%以上抑制する効果が確認されています。※10、12
⑤アレル物質の抑制 : ダニやペットのフケなどのアレル物質を6時間で99%以上抑制。アレルギー対策に効果的です。※13、14、15
⑥ニオイの抑制 : タバコやペット、生乾き、加齢臭などの嫌なニオイを短時間で脱臭。15分で加齢臭を99%脱臭する効果があります。※16、17、18
⑦美肌・美髪効果 : 皮脂と結びついて肌を保湿し、髪のキューティクルを引き締め、うるおいを保つことで美肌・美髪をサポートします。※19、20
★各注意事項※印や試験結果についての詳細はメーカー公式ページでもご確認ください★
このように、ナノイーXは空気の浄化だけでなく、アレル物質や花粉の抑制、ニオイの除去、美容効果まで、多岐にわたる優れた性能を発揮します。日常生活をより快適で健康的に保つための、頼れる技術と言えるでしょう。ナノイーX搭載の空気清浄機はこちらからお求めいただけます。
プラズマクラスターとは

シャープのプラズマクラスターは、自然界に存在するのと同じプラスとマイナスのイオンを活用した独自のクリーンテクノロジーです。この技術は、目に見えない空気中の浮遊ウイルスやカビ菌の表面を破壊することで抑制し、空気を快適で清潔に保つよう設計されています。また、ニオイの原因物質の分解もおこなうため、オフィスだけでなく、公共施設や医療機関でもその効果が高く評価され、広く利用されています。
プラズマクラスターの特徴

プラズマクラスター技術は、自然界に存在するのと同じプラスとマイナスのイオンを空気中に放出し、それが空気中のウイルスや菌、アレル物質に作用して分解・除去する技術です。この技術は、空気中に漂うウイルスや細菌の表面に付着することで、細胞膜のタンパク質を破壊し、それらを無害化するメカニズムが特徴です。
メカニズムの詳細
プラズマクラスターは、放電によって生成されたプラスとマイナスのイオンが空気中に拡散し、ウイルスやカビ、アレルギー物質などの有害物質に付着します。これにより、細胞膜やタンパク質の構造が破壊され、最終的に無害な水分子に変換されるため、効果的に空気を清浄化します。

このプロセスは自然の現象に近いため、人体や環境に悪影響を与えることなく、安全に使用できる点が大きな特徴です。
プラズマクラスターの安全性

イオン濃度を高めても人体に無害であることが複数の実験によって確認されています。シャープは、さまざまな実証実験を通じて、プラズマクラスターの安全性を科学的に立証しており、家庭やオフィスでの使用においても高い信頼性があります。高濃度での放出による効果が顕著でありながらも、室内環境においては安全で快適な空気を提供できる技術として評価されています。
イオン濃度と効果

プラズマクラスター技術の効果は、放出されるイオンの濃度によって大きく変わります。シャープは、さまざまなイオン濃度のプラズマクラスターを提供しており、それぞれが異なる環境や用途に応じて最適な効果を発揮します。
例えば、「プラズマクラスターNEXT」「プラズマクラスター25000」「プラズマクラスター7000」の3種類は、それぞれ異なる濃度のイオンを放出します。次の表に示すように、イオン濃度が高くなるほど、浮遊カビ菌やウイルス、アレル物質に対する抑制効果が高まります。

イオン濃度と効果の違い
プラズマクラスターNEXTは、最も高いイオン濃度を持ち、浮遊するカビ菌やウイルス、花粉アレル物質に対して最大限の効果を発揮します。また、特に「付着ウイルスの抑制」においては、プラズマクラスター25000の約1.3倍の抑制スピードを実現しています。
プラズマクラスター25000は、次に高いイオン濃度で、浮遊ウイルスやカビ、アレル物質に対しても十分な効果を発揮します。広範囲にわたって空気を清浄化し、一般的な家庭やオフィス環境に適しています。
プラズマクラスター7000は、やや低めのイオン濃度でありながらも、浮遊ウイルスやアレル物質に対して一定の効果を発揮します。このモデルは、コンパクトな空間や、特定のニーズに応じた使用が推奨されています。
実証データに基づく効果
シャープは、プラズマクラスター技術の効果を科学的に証明するため、数多くの実験と実証データを収集しています。
例えば、プラズマクラスターNEXTにおいては、浮遊ウイルスの抑制効果が非常に高いことが確認され、実験データでは99%以上のウイルス抑制が見られました。
これは、一般的な家庭環境やオフィスだけでなく、医療機関や公共施設など、空気の質が重要視される場所でも広く採用されている理由の一つです。
さらに、プラズマクラスター技術は、浮遊するアレルギー物質やカビ、付着したペットの皮膚特有のアレル物質に対しても非常に効果的です。
特に、アレルギーや喘息の症状を引き起こす花粉やハウスダストなどのアレルゲンに対しても、実験データによってその抑制効果が証明されています。
これにより、花粉症やアレルギーを抱える家庭でも、快適で清潔な空気環境を提供できることが明らかになっています。
シャープのプラズマクラスター技術は、数々の研究と検証を通じて安全性が確認されており、
イオン濃度が高いモデル(例えばプラズマクラスターNEXT)は、抑制速度や清浄範囲において他のモデルよりも優れた結果を出しています。
こうしたデータは、実際の使用シーンでも、特に空気の質が求められる場所での導入を後押ししています。
実証へのこだわり、実証効果に関してはこちらよりご確認いただけます。➡シャープ公式「実証へのこだわり|プラズマクラスター
消臭:付着したニオイを分解して消臭


プラズマクラスター技術は、浮遊する有害物質を抑制するだけでなく、付着したニオイにも効果的です。この技術は、カビ臭、タバコの臭い、ペットの臭いなど、生活空間に付着する様々なニオイを分解し、消臭する能力を持っています。
プラズマクラスターの消臭メカニズム
プラズマクラスターが放出するプラスとマイナスのイオンがニオイ分子と結びつき、その化学構造を変化させます。これにより、悪臭のもととなる物質が分解され、無害な水や二酸化炭素に変換されます。特に、衣類や家具に染み付いた臭いや、車内、オフィス、ペットの部屋などで発生するニオイにも効果的です。
プラズマクラスターを搭載した製品は、家庭やオフィス、車内などで幅広く利用されています。臭いが染みつきやすいカーペットやソファなどの家具、衣類などに対しても効果を発揮し、空間全体をクリーンに保ちます。また、ペットの臭いがこもりやすい部屋や、タバコの臭いが残りやすい場所でも、プラズマクラスターは優れた消臭力を発揮します。
フェイスケア:お肌にツヤを考える


プラズマクラスター技術は、空気清浄だけでなく、フェイスケアにおいても効果を発揮することが実証されています。この技術を搭載した製品は、肌の保湿をサポートし、肌に潤いとツヤを与えることができます。
プラズマクラスターの科学
プラズマクラスターは、空気中にプラスイオンとマイナスイオンを放出し、それが肌の表面に作用します。これにより、水分の蒸発を防ぎ、肌を保湿する効果が期待されます。この技術は、加湿器や空気清浄機に搭載されており、肌の乾燥を防ぐだけでなく、肌の質感を向上させ、自然なツヤを与えることが報告されています。
プラズマクラスター技術を搭載した加湿空気清浄機や美容機器は、家庭でのフェイスケアに限定せず、スパやエステサロンでも利用されています。また、乾燥しやすいオフィス環境でも、肌に優しいケアが可能です特に、日常生活での乾燥肌のケアや、仕事中のリフレッシュとして使用されており、日々のスキンケア習慣に取り入れることで、肌の健康維持に貢献します。
静電気:不快な静電気を抑える


プラズマクラスター技術は、空気清浄や消臭だけでなく、静電気の抑制にも効果を発揮します。静電気は、乾燥した環境や寒い季節に特に発生しやすく、日常生活の中で不快な体験となることが多いです。プラズマクラスターは、静電気を軽減することにより、生活環境をより快適に保つことができます。
静電気抑制のメカニズム
プラズマクラスター技術によって生成されたプラスイオンとマイナスイオンが空間に放出されることで、帯電した物質に作用し、静電気を中和します。これにより、衣類が体にまとわりついたり、ドアノブに触れたときの不快なショックを防ぐことができます。さらに、静電気が抑制されることで、ホコリやアレルゲンが物に付着しにくくなるというおまけ的な効果も期待できます。
プラズマクラスターは、静電気が発生しやすいオフィスや家庭、車内などで活用されています。特に冬季に静電気が問題となる衣類の着用時や、ドアノブや電子機器に触れる際のショックを防ぐために使用されます。これにより、より快適でストレスフリーな生活環境を提供します。
環境:心地よい環境をつくる

プラズマクラスター技術は、ただ空気を清浄にするだけでなく、心地よい環境を提供することを目指しています。プラズマクラスターNEXTでは「ストレスが溜まりにくい」「集中力が維持する」などの空間づくり効果も確認されています。

快適な空間づくりの効果

プラズマクラスター技術がもたらす効果は、ウイルスや菌の抑制にとどまらず、消臭、加湿、静電気の抑制といった複合的な働きによって、居住空間を心地よく保ちます。また、プラズマクラスターNEXTによってお部屋が森林のようにリラックスできる環境になることが期待できます。プラズマクラスターNEXTでは集中力が維持される環境づくりもできるため、近年増加しているといわれているリビング学習にも期待されています。
プラズマクラスターのまとめ

菌・ウイルスの抑制 : 浮遊する菌やウイルスを効果的に抑制し、約99%以上の除菌効果が実証されています。プラズマクラスターイオンは、ウイルスの表面に付着し、タンパク質を分解することで無害化します。※1
カビの抑制 : 室内に浮遊するカビ菌や、付着したカビ菌を抑制します。浮遊カビに対しては1時間で効果が確認され、長期間の使用で付着カビも抑制します。※2
ニオイの抑制 : ニオイの抑制: タバコ、ペット、料理、生ゴミなど、日常生活で発生するさまざまなニオイを分解し、短時間で脱臭します。※3
静電気の抑制 : 静電気を抑制し、ホコリやアレルゲンが物に付着しにくくなります。これにより、空間を清潔に保ちやすくします。※4
アレル物質の抑制 : ダニやペットのフケなどのアレル物質に対しても効果的です。浮遊するアレル物質を抑制し、アレルギー症状の軽減に役立ちます。※5
肌の保湿効果 : プラズマクラスターは、肌の表面に作用し、保湿効果を発揮します。これにより、肌の乾燥を防ぎ、ツヤのある肌を保つことができます。※6
心地よい環境をつくる : プラズマクラスターNEXTは、森林のようなリラックスできる環境を提供し、集中力を維持する効果も期待されており、特にリビング学習に適した環境を作り出します。
★各注意事項※印や試験結果についての詳細はメーカー公式ページでもご確認ください★
このように、プラズマクラスター技術はウイルスや菌の抑制、消臭、加湿、静電気抑制など多機能にわたる効果を持ち、居住空間を快適に保つために大きく貢献しています。さらに、プラズマクラスターNEXTによってリラックスできる環境や集中力を維持する環境が作られ、リビング学習などにも適した空間づくりが期待されています。
ストリーマとは

最新技術を駆使した空気清浄技術は、ウイルスや細菌、アレルゲンなどの有害物質に対して、従来よりも強力かつ効率的な効果を提供しています。これからご紹介するのは、そんな技術のひとつである「ストリーマ技術」です。
ストリーマ技術とは?
ストリーマ技術は、ダイキン工業が開発した高度な空気浄化技術です。従来のプラズマ放電技術を超える「高速電子」を安定して発生させることで、空気中の有害物質を強力に酸化分解し、ウイルスや細菌、花粉、カビ、臭いなどを除去します。
プラズマ放電の一種である「ストリーマ放電」は、広範囲かつ3次元的に電子を発生させるため、一般的なグロー放電と比較して酸化分解力が約1000倍高いという特長を持ちます。

これまでにも、インフルエンザウイルス(弱毒性)やノロウイルス、さらには食中毒の原因となる細菌や毒素など、多様な有害物質に対して、大学や公的研究機関との共同研究を通じて、その効果が立証されています。
ストリーマの効果
①猫・犬アレルゲンに対する効果

ストリーマ技術は、ペットアレルギーの主要な原因物質に対しても高い効果を示しました。特に、猫アレルギーの主な原因物質である「Fel d1」と、犬アレルギーの原因物質「Can f1」に対する実証実験では、以下の結果が得られています。

猫アレルギー(Fel d1):ストリーマ照射8時間後、Fel d1の濃度は約2.04%まで減少。Fel d1が自然に減衰した場合と比較すると、97.9%の抑制効果があることが確認されています。

犬アレルギー(Can f1):ストリーマ照射8時間後、Can f1の濃度は約7.23%まで減少。Can f1が自然に減衰した場合と比較すると、89.4%の抑制効果があることが確認されています。
この実証実験は、第三者機関である株式会社ビオスタが行い、ELISA法(アレルゲンが抗体と結合する力を、酵素反応を利用して検出・定量する方法)により効果が確認されています。
※実験で用いられている「Fel d1」と「Can f1」について※
犬や猫に対するアレルギーは、体表や唾液などに含まれるアレルゲンが原因です。猫には複数のアレルゲンが報告されていますが、今回の実験では猫のアレルゲンであるFel d1を使用しました。この物質は猫の皮脂腺で生成され、特に尾の付け根や顔、首、脇などに多く含まれています。猫アレルギーの90%以上がFel d1に対して反応し、最も高いアレルゲンとされています。
犬についても同様に、Can f1を利用しました。これは犬の唾液やフケに含まれ、犬アレルギー患者の90%以上がCan f1に反応するとされています。
(参考文献:「住まいのアレルギー対策」日本臨床環境医学会環境アレルギー分科会)
②カビ・ウイルス抑制の効果
ストリーマ技術は、カビやウイルスに対して強力な抑制効果を発揮します。これを実証するため、実験が行われました。この実験では、ストリーマを利用した場合と、フィルターのみを使用した場合の比較がおこなわれ、カビやウイルスの増殖抑制効果が確認されました。
実験は2日間にわたり、電源をオンにした状態とオフにした状態で、それぞれの条件下でのカビの成長を観察しました。その結果、ストリーマ技術を使用した場合、カビの成長はほぼ抑制されることが確認されました。特に「UV+ストリーマ」と「ストリーマのみ」の組み合わせでは、カビの成長が0μmに抑えられました。
一方、フィルターのみを使用した場合、カビは2日間で130μmから284μmに成長しました。この違いは、ストリーマ技術がカビやウイルスに対して有効な効果を持つことを裏付けています。
実験結果の詳細
●UV+ストリーマ: カビの成長は0μm
●ストリーマのみ: カビの成長は0μm(電源オフ後に123μmの成長を確認)
●フィルターのみ: カビの成長は130μmから284μmに増加

これらの結果から、ストリーマ技術はカビやウイルスの抑制に非常に有効であることが実証されました。
【検証機関および実験条件】
この実験は、一般社団法人カビ予報研究室にて実施され、80×80×80cmの密閉空間内で、カビ菌 Eurotium herbariorum を含む空気清浄機を運転し、顕微鏡カメラで菌の繁殖を撮影しました。実験環境は室温26.5~27.5℃、湿度90~93%、風速は弱風です。調査対象となったカビ菌の菌糸長は、カビ予報研究室によって測定されました。
③オミクロン変異株を含む新型コロナウイルスに対するストリーマ技術の不活性化効果
新型コロナウイルスは、感染力が強いオミクロン株をはじめとする様々な変異株が確認されています。ストリーマ技術は、これらの変異株に対しても効果を発揮することが実証されています。
ダイキンは、オミクロン変異株や他の主要な変異株に対する実証実験を行い、ストリーマ技術がウイルスを不活性化する効果を確認しました。この実証は、第三者機関と共同で行われており、信頼性の高いデータに基づいています。
今回の実験では、ウイルスを含むエアロゾルにストリーマを照射したところ、一定時間後にウイルスの不活性化が確認されました。特にオミクロン株に対しては、短時間で効果が現れたことが報告されています。

出典:大阪大学微生物病研究所 感染機構研究部門 ウイルス感染制御分野 塩田達雄教授および佐々木正大助教「新型コロナウイルス変異株に対するストリーマ放電による不活化効果」
これらの結果は、ストリーマ技術が新型コロナウイルスの変異株に対しても、従来の株と同様に高い効果を持つことを示しており、ウイルスの拡散を抑える対策として有望です。
【試験機関】
大阪大学微生物病研究所 感染機構研究部門 ウイルス感染制御分野 塩田達雄教授および佐々木正大助教の研究チーム
【試験方法】
使用したウイルスは、新型コロナウイルスのオミクロン株(hCoV-19/Japan/TY38-873/2021)、アルファ株(hCoV-19/Japan/QHN002/2020)、ベータ株(hCoV-19/South Africa/KRISP-EC-K005321/2020)、ガンマ株(hCoV-19/Japan/TY7-503/2021)、デルタ株(hCoV-19/USA/PHC658/2021)
BSL-3施設内に設置の約31Lのアクリル製ボックスに、ストリーマ放電装置を設置。一方のボックスにはウイルス液を入れた6ウェルプレートを配置し、ストリーマ照射を実施。1、2、4時間後にウイルス液を回収し、TCID50法を用いてウイルス価を測定されました。
④新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活性効果を実証

ストリーマ技術によるSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の不活性化効果が実証されています。実験では、アクリルボックス内にウイルス液を設置し、ストリーマ照射が行われました。結果として、照射後1時間で93.65%、2時間で99.79%、3時間では99.97%のウイルスが不活性化されることが確認されています。
試験機関
岡山理科大学 獣医学部 微生物学 森川茂教授の研究チーム
試験方法
安全キャビネット内に約31Lのアクリル製ボックスを2つ設置し、片方にはストリーマ照射装置を配置。両方のボックス内にシーソーシェーカーを設置し、その上に6ウェルプレートを置き、各ウェルにウイルス液0.5mlを入れて撹拌(12回/分)しながらストリーマ照射。1、2、3時間後にそれぞれ2つのウェルからウイルス液を採取し、Vero E6/TMPRSS2細胞を用いたTCID50法でウイルス価を測定。
⑤夏風邪や麻疹を引き起こすウイルスに対するストリーマ技術の効果

ストリーマ技術は、夏風邪やはしかの原因となる様々なウイルスに接触し、それらを分解・無力化することが実証されています。特定の試験装置を用いた結果として、以下のウイルスに対する抑制効果が確認されました。
※試験用ストリーマ発生装置を用いた実証結果です。実機・実使用環境によるものではありません※
夏風邪・はしか(麻疹)の原因となる5つのウイルスへの抑制効果を実証

プール熱、ヘルパンギーナ、手足口病といった夏風邪は、梅雨から夏にかけて、とくに免疫力が弱い子どもを中心に流行するウイルス感染症です。これら夏風邪の主な原因となるウイルスとして、アデノウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルスの4つが特定されています。さらに、春から夏にかけて流行するはしかは麻疹ウイルスによって引き起こされ、感染力が非常に強いのが特徴です。
アデノウイルス
ストリーマを4時間照射した結果、アデノウイルスに対して99.9%の抑制効果を確認しました。

コクサッキーウイルス
同様に4時間の照射により、コクサッキーウイルスも99.9%抑制されました。

エコーウイルス
8時間の照射後、エコーウイルスに対する99.9%の抑制が確認されました。

エンテロウイルス
エンテロウイルスについても、8時間のストリーマ照射で99.9%抑制されています。

麻疹ウイルス
はしかの原因である麻疹ウイルスに対しても、8時間のストリーマ照射で99.9%の抑制効果が確認されています。

これらの結果により、ストリーマ技術が夏風邪やはしかに関連する主なウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルス、麻疹ウイルスに対して効果的であることが実証されています。
試験機関
(一財)北里環境科学センター
試験方法
夏風邪やはしかの原因となるウイルス(アデノウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルス、麻疹ウイルス)に対して、ストリーマ照射を行い、その効果を観察しました。試験は、それぞれのウイルスにストリーマを0、1、2、4、8時間照射し、照射後のウイルスの残存状態を培養細胞に接種して観察することで行いました。
⑥風邪・インフルエンザの原因ウイルスだけでなく、RSウイルスも抑制
風邪やインフルエンザはいずれもウイルスによって引き起こされますが、ストリーマ技術はこれらのウイルスに対して効果的な抑制力を持つことが実証されています。さらに、RSウイルスにも同様の抑制効果が確認されています。
高熱や強い症状を引き起こすA型インフルエンザウイルス

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類が存在しますが、中でもA型は特に高い発熱や強い症状を伴います。感染力が非常に強く、急速に広がるため、特に危険なインフルエンザウイルスとして知られています。以下は、インフルエンザウイルス、RSウイルスに対する抑制効果を確認したものです。
※試験用ストリーマ発生装置を用いた実証結果です。実機・実使用環境によるものではありません※
【A型インフルエンザウイルス(H1N1型)の抑制効果を実証】
試験の結果、ストリーマを照射し1時間で99.9%のインフルエンザウイルス(A型H1N1型)が無力化されました。

試験機関:一般財団法人 北里環境科学センター
試験方法:インフルエンザウイルスにストリーマを照射し、培養細胞に接種することで、照射時間の違いによるウイルスの残存状態を観察しました。
【A型インフルエンザウイルス(H3N2型)の抑制効果を実証】
試験の結果、ストリーマを照射し4時間で99.0%のインフルエンザウイルス(H3N2型)が無力化されました。

試験機関:上海市疾病預防控制中心 ほか
試験方法:インフルエンザウイルスにストリーマを照射し、培養細胞に接種することで、照射時間の違いによるウイルスの残存状態を観察しました。
【RSウイルスの抑制効果を実証】
試験の結果、ストリーマを照射し8時間で99.0%のRSウイルスが無力化されました。

試験機関:和歌山県立医科大学
試験方法:RSウイルスにストリーマを照射し、培養細胞に接種することで、照射時間の違いによるウイルスの残存状態を観察しました。
これらの結果により、ストリーマ技術は、風邪やインフルエンザを引き起こすA型インフルエンザウイルスだけでなく、RSウイルスに対しても高い抑制効果を発揮することが実証されています。
【試験方法の共通点】
すべての試験において、ウイルスにストリーマを照射し、その後、培養した細胞に接種してウイルスの残存状態を観察され、照射時間ごとの違いを確認し、ウイルスの抑制効果を評価されています。
⑦食中毒の原因となる、病原性大腸菌O157を抑制
ストリーマ技術が生み出す活性種は、食中毒の原因菌であるO157に接触し、その分解・無力化が実証されています。さらに、ストリーマユニットを1台ではなく2台運転することで、抑制効果が18倍に向上することが確認されました。

O157は強力なベロ毒素を産生し、腹痛や血便、嘔吐を引き起こします。特に乳幼児や高齢者が感染すると重症化し、命に関わることもあります。感染力も非常に強く、わずか「約100個」の菌でも食中毒を発症させる危険な細菌です。以下は、O157を分解・無力化させることを確認したものです。
※試験用ストリーマ発生装置を用いた実証結果です。実機・実使用環境によるものではありません※
O157の抑制効果
試験では、ストリーマユニット1台と2台を使ってO157の抑制性能を比較しました。結果は以下の通りです。
- ストリーマユニット1台運転
2時間照射後、O157の残存率は1.8%でした。
- ストリーマユニット2台運転
同じ2時間照射で、O157の残存率はわずか0.1%に低下し、1台運転時の18倍の抑制効果を確認しました。
さらに、3時間後には、どちらの運転方法でも99.9%の抑制効果が確認されました。

また、実験結果を示す以下のプレート画像からも、ストリーマ照射による効果が視覚的に確認できます。
ストリーマユニット1台運転

ストリーマユニット2台運転

このように、ストリーマ技術はO157をはじめとする病原菌の抑制に非常に効果的であり、複数台運転することでさらに高い効果が得られることが実証されました。
試験機関
(一財)日本食品センター
試験方法
O157に対し、1、2、3、4、8時間のストリーマ照射を行い、その後、培養した細胞に接種し、照射時間ごとのO157の残存状態を観察しました。
⑧冬の食中毒の原因となる「ノロウイルス」を抑制
ストリーマ技術によって発生する活性種が、ノロウイルスに接触し、ウイルスを分解・無力化する効果が確認されています。また、ストリーマユニットを2台使用することで、抑制性能が約2倍に向上することも証明されています。

細菌性の食中毒は、気温が高く菌が繁殖しやすい夏に多発しますが、ウイルスは低温で乾燥した冬に活発になります。特に多いのが、強い感染力を持つノロウイルスによる食中毒です。感染が急速に広がりやすく、結果として冬場には患者数が急増し、夏よりも多くの発生件数が報告されています。年間の食中毒患者数のうち、ノロウイルスが占める割合は半数以上にも及びます。以下は、ノロウイルスに対する抑制性能を確認したものです。
※試験用ストリーマ発生装置での結果であり、実機や日常の環境での使用結果ではありません※
【ノロウイルスの抑制効果を実証】
ストリーマを照射した4時間後のノロウイルス残存率は、1台運転では1.3%、2台運転では0.6%となり、抑制性能が約2倍に向上しました。

試験機関
東京大学大学院農学生命科学研究科 久和 茂 教授
試験方法
実験では、マウスノロウイルス(MNV-S7株)を使用しました。このウイルスは、ヒトノロウイルスと同じカリシウイルス科に属し、代替試験として用いられることがあります。試験では、培養したRAW264細胞で増殖させたウイルスにストリーマを照射し、その抑制効果を確認しました。ウイルス価は、96wellプレートを使用しTDIDT50法により定量しました。
⑨16種類の花粉を抑制「花粉は日本全国で一年中飛散している」

ストリーマ技術により、スギ、ヒノキ、イネ、ススキ、ホソムギ、オオアワガエリ、ハルガヤ、カモガヤ、アカマツ、クロマツ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、ブタクサ、カナムグラ、シラカバ、イチョウといった16種類もの花粉を抑制することが確認されています。
【実は花粉は一年中飛散している】

スギ花粉の影響で、春が花粉のシーズンというイメージが強いですが、実際には全国で年間を通してさまざまな花粉が飛散しています。そのため、一年中対策が必要です。花粉は天候や地域にもよりますが、午前中と夕方に2回の飛散ピークがあります。これらの時間帯には、マスクなどの対策を徹底することが重要です。
【各種花粉の抑制効果を実証】
試験結果では、スギ花粉は4週間で98.9%、ヒノキ花粉は4週間で99.99%、イネ花粉は2週間で99.99%など、非常に高い抑制効果が確認されました。特にホソムギ花粉も99.99%、カナムグラ花粉は99.99%抑制することが立証されており、幅広い花粉に効果があることが分かります。以下は、それぞれの花粉に対して抑制することが実証されたものです。
スギ花粉
ストリーマを照射し4週間で98.9%スギ花粉を抑制することが確認

ヒノキ花粉
ストリーマを照射し4週間で99.99%ヒノキ花粉を抑制することが確認

イネ花粉
ストリーマを照射し2週間で99.99%イネ花粉を抑制することが確認

ススキ花粉
ストリーマを照射し2週間で99.99%ススキ花粉を抑制することが確認

ホソムギ花粉
ストリーマを照射し2週間で99.99%ホソムギ花粉を抑制することが確認

オオアワガエリ花粉
ストリーマを照射し2週間で97.9%オオアワガエリ花粉を抑制することが確認

ハルガヤ花粉
ストリーマを照射し2週間で99.99%ハルガヤ花粉を抑制することが確認

カモガヤ花粉
ストリーマを照射し2週間で97.7%カモガヤ花粉を抑制することが確認

アカマツ花粉
ストリーマを照射し4週間で95.4%アカマツ花粉を抑制することが確認

クロマツ花粉
ストリーマを照射し4週間で98.0%クロマツ花粉を抑制することが確

ヨモギ花粉
ストリーマを照射し4週間で90.6%ヨモギ花粉を抑制することが確認

セイタカアワダチソウ花粉
ストリーマを照射し4週間で88.8%セイタカアワダチソウ花粉を抑制することが確認

ブタクサ花粉
ストリーマを照射し4週間で81.8%ブタクサ花粉を抑制することが確認

カナムグラ花粉
ストリーマを照射し4週間で99.99%カナムグラ花粉を抑制することが確認

シラカバ花粉
ストリーマを照射し4週間で98.2%シラカバ花粉を抑制することが確認

イチョウ花粉
ストリーマを照射し4週間で80.6%イチョウ花粉を抑制することが確認

このように、ストリーマ技術は16種類もの花粉を効果的に抑制し、花粉症の原因となる花粉に対して年間を通じて強力な対策となります。
試験方法
東京大学大学院の日下部特任教授の指導のもと、株式会社エル・エス・エル朝霞研究所で行われました。空気清浄機の実機を用い、フィルター上に置いた花粉の抗原性消失をELISA法で確認する方法が採用されています。
⑩花粉症悪化の原因「花粉+排気ガス+PM2.5」を同時分解
ストリーマ技術は、スギ花粉だけでなく、花粉症を悪化させる要因となる排気ガス(ディーゼル排気粒子)やPM2.5も同時に分解することが確認されており、これによりアレルギー反応を引き起こす力を大幅に抑えることがわかっています。
花粉症発症の仕組み

花粉に付着する排気ガスやPM2.5といったアジュバント物質が、アレルギー反応を増幅させる原因となり、花粉症の発症リスクを高めることがあります。こうしたリスクを軽減するためには、花粉のみならず、排気ガスやPM2.5などの環境要因にも対策を講じることが重要です。以下は、花粉+排ガス+PM2.5を同時に分解し、アレルギーを起こす強さを92.4%低減したものです。
※本試験は、試験用ストリーマ発生装置を使用した結果であり、実際の使用環境とは異なる可能性があります※
【アレルギー反応を92.4%低減する効果を確認】

試験では、アレルゲンのみを投与したグループと比べ、排気ガスとPM2.5を加えたグループではアレルギーを引き起こす力が2.36倍に増強されました。しかし、48時間にわたってストリーマ照射を行った場合、アレルギー反応は92.4%減少するという結果が得られました。
ストリーマ技術により、花粉、排気ガス、PM2.5の複合的なアレルギー増幅要因を一度に抑制できるため、花粉症対策として非常に有効な技術であると言えます。
試験方法東北文化学園大学の白澤教授が監修し、山形大学で実施された実証試験では、マウスを5つのグループに分け、アレルゲンや排ガス、PM2.5、さらにストリーマ照射の有無による比較実験が行われました。2週間ごとに投与を行い、8週間後にマウスの血液中のIgE抗体濃度を測定。ストリーマの照射がアレルギー反応を大きく抑制することが確認されました。IgE抗体はアレルギー反応を引き起こす原因として一般的に使用される指標です。
⑪カビやダニのフン・死骸を分解し、アレルギーの原因を抑制

ストリーマ技術は、カビを分解・除去し、ダニのフンや死骸も分解・除去できることが確認されており、アレルギーの原因となる物質を大幅に減らす効果が実証されています。

カビやダニは、湿度の高い環境で繁殖しやすくなります。特に室内では、ダニがカビをエサにするため、カビの多い場所にダニも増えやすくなります。これらのカビやダニのフン・死骸が皮膚に触れたり、空気中に舞い上がって吸い込まれることで、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、鼻炎、目のかゆみなど、さまざまなアレルギー症状を引き起こすとされています。以下は、ストリーマ技術で、カビを分解・除去し、ダニの死骸を分解、ダニのフンを除去することが確認されたものです。
※本試験は、試験用ストリーマ発生装置を使用した結果であり、実際の使用環境とは異なる場合があります※
【カビやダニ(死骸)の分解を確認】
試験では、ストリーマを15分間照射した結果、カビやダニの死骸が目に見えて分解されることが電子顕微鏡によって確認されました。
カビ写真

ダニ(死骸)写真

試験機関:和歌山県立医科大学との共同研究
試験方法:ストリーマ放電ユニットの電極にカビやダニの死骸を設置し、15分間のストリーマ照射後にその分解状況を電子顕微鏡で観察しました。
【カビの除去効果を実証】

24時間のストリーマ照射により、99.9%のカビが除去されたことが確認されました。
試験機関:日本食品分析センター
試験方法:培養された菌液を試験片に付着させ、ストリーマ発生装置を稼働。24時間後に生菌数を測定し、その除去効果を確認しました。
【ダニのフン・死骸の除去効果を実証】

ストリーマ照射後、24時間で99.6%のダニ(フン・死骸)が除去されたという結果が得られました。
試験機関:和歌山県立医科大学
試験方法:ELISA法を用いて、ダニのフンや死骸がどの程度除去されるかを検証。ストリーマ発生装置を24時間稼働させた結果、99.6%の除去が確認されました。
このように、ストリーマ技術は、カビやダニのフン・死骸といったアレルギーの原因物質を効果的に分解・除去し、アレルギー対策として優れた技術であることが実証されています。
⑫エアコン内部で発生するイヤなニオイの原因菌を分解・除去
エアコンの吹き出し口から出る不快なニオイは、バシルス、セラチア、アースロバクターといった細菌が原因であることが判明しています。ストリーマ技術は、これらの原因菌を分解し、効果的に除去することが確認されました。

エアコン内部から嫌なニオイが発生する原因は、エアコンは空気を吸い込みながら運転するため、内部にホコリや汚れが溜まりやすく、結露によってカビも発生しやすい環境になります。ホコリがカビの栄養となり、そのカビをエサにニオイの原因菌が繁殖し、イヤなニオイが発生することが多いのです。以下は、エアコンのニオイ原因菌である、バシルス、セラチア、アースロバクターが、ストリーマ技術で分解・除去されることが確認されたものです。
※試験用ストリーマ発生装置を用いた実証結果であり、実機や実際の使用環境に基づくものではありません※
【バシルスの除去効果】

ストリーマ照射後2時間でバシルス(エアコン内部のニオイ原因菌)が99.7%分解・除去されることが実証されました。
【セラチアの除去効果】

ストリーマ照射1時間で、セラチア(ニオイの原因菌)が99.9%分解・除去されることが確認されました。
【アースロバクターの除去効果】

アースロバクターも1時間のストリーマ照射によって99.9%分解・除去されることが確認されています。
このように、ストリーマ技術により、エアコン内部のイヤなニオイの原因となる菌を効果的に除去できることが証明されています。これにより、より清潔で快適な空気環境を維持することが可能です。
試験方法および機関
試験は、(一財)日本食品分析センターの協力のもと行われました。菌液0.5mlをシャーレに滴下し、ストリーマ発生装置内に静置した後、所定時間ごとに菌数を測定。これにより除菌効果が確認されました(初期菌液の濃度は1.0×10^6個/mlに調整)。なお、試験に用いたストリーマ発生装置および試験菌はダイキンより提供されました。
洗濯物の生乾き臭の原因となるモラクセラ菌を分解・除去

部屋干しによる生乾き臭の主な原因はモラクセラ菌です。ストリーマ技術は、このモラクセラ菌を分解・除去する効果が確認されています。
※試験用ストリーマ発生装置を用いた実証結果です。実機・実使用環境によるものではありません※
【モラクセラ菌を除去する効果を実証】

試験結果では、ストリーマ照射2時間でモラクセラ菌が99.8%除去されました。
このように、ストリーマ技術は、生乾き臭の原因菌を効率的に除去し、部屋干しのニオイを抑える優れた効果を発揮します。
試験機関:(一財)日本食品分析センター
試験方法:シャーレに試験菌液を入れ、ストリーマ発生装置内に静置し、指定時間経過後に菌数を測定。測定回数は3回行い、除菌効果を確認しました。ストリーマ装置と試験菌はダイキン提供。
ストリーマ研究所による空気の豆知識

約2割の人はカビやダニをそのままにしている!?

家の掃除が苦手な人にとって、カビやダニの対策は面倒に感じるかもしれません。しかし、長期間放置すると、見た目だけでなく、健康にも悪影響が出る可能性があります。

具体的な対策を知らずに掃除している人も多いと思いますが、今回はアンケート結果を元に、効果的なカビ・ダニ対策を紹介します。
約8割の人がカビ・ダニ対策を実施
ダイキン工業株式会社が行ったアンケートでは、20代後半から40代を対象に、カビ・ダニ対策について尋ねました。その結果、約8割の人が何らかの対策をしていることがわかりました。

カビ・ダニ対策を行う時期
対策の時期として最も多かったのは「5月~6月」で33%、次いで「7月~8月」が19%、「1年中」が17%という結果でした。ダニは5月から8月に繁殖しやすく、梅雨時期のカビ対策が重要です。

カビ・ダニ対策を始めたきっかけ
多くの人が、実際に健康被害や黒カビなどの目に見える問題が発生した時に対策を始めていることがわかりました。特にダニはアレルゲンとなり、皮膚炎や感染症を引き起こす危険性があります。カビも同様にアレルギー症状を引き起こす可能性が高く、早めの対策が必要です。

実際のカビ・ダニ対策
対策として最も多かったのは「空調の整備や換気、整理整頓の徹底」で、空気清浄機や除湿機を活用してカビやダニが繁殖しにくい環境を作っている人が多いです。

カビ・ダニ対策をしない理由
一方、約2割の人は「面倒」「気にならない」といった理由で対策をしていません。

空気清浄機の導入検討
カビやダニ対策として、空気清浄機の購入を検討している人は半数以上にのぼります。「性能」を重視して購入した人が多い一方で、価格やメンテナンスの負担が理由で購入を見送る人もいます。

空気清浄機を選ぶ際のポイント
空気清浄機の選定では、性能や価格、メーカーを重視している人が多いようです。

カビ・ダニ対策に空気清浄機以外の家電を使用
カビやダニ対策には、布団クリーナーなどの専用家電も利用されています。布団クリーナーは、ダニの死骸を効率的に除去できるため、布団干しだけでは不十分なダニ対策を補います。

上記で「はい」と答えた人のうち、具体的に何を所有しているか、という質問については、以下の結果が出ています。

最も多く挙がった回答は布団クリーナーで、その役割は「布団専用の掃除機」とも言えるでしょう。
ダニ対策を考える方の中には、「布団を干すことでダニを取り除ける」と思っている方も多いかもしれません。しかし、実際にはダニの死骸が布団の奥深くに残ってしまうため、干すだけでは十分な対策にはなりません。布団クリーナーや専用の掃除機を使用して、ダニの死骸をしっかり吸い取ることが重要です。
まとめ
アンケート結果から、約2割の人がカビやダニ対策を行っていないことがわかりました。健康リスクを避けるためには、掃除や換気、そして空気清浄機の導入が重要です。快適な住環境を維持するために、適切な対策を心掛けましょう。
■調査概要
調査名:カビやダニ対策に関する調査
調査対象:20代以上の男女100人
調査方法:インターネット調査
ペットアレルギー対策は空気中のアレルゲン除去がカギ!

犬や猫は多くの家庭で飼われていますが、現在、世界人口の1〜2割がペットアレルギーを抱えています。ペットアレルギーは、毛に付着した唾液やフケに含まれるアレルゲンが原因で、空中に浮遊する微細な粒子がアレルギー反応を引き起こします。ペットアレルギーが発生する原因はアレルゲンという物質に対する免疫反応が過剰になることで起こります。

よくある誤解に「ペットの抜け毛がアレルゲンになる」というものがあり、実際にペットと生活する室内で気になることを聞いたところ、「ペットの毛」が1位(67.7%)というアンケート結果も出ています。しかし、実際には犬の「Can f1」や猫の「Fel d1」などのアレルゲンが唾液やフケに含まれており、空気中に飛散するとアレルギー症状が発症します。
対策には空気清浄機が有効

アレルゲンは非常に小さく、空中に長時間浮遊するため、空気清浄機を使ってしっかりと除去することが重要です。HEPAフィルターを搭載した空気清浄機で、小さなアレルゲンもしっかりキャッチし、適用畳数の大きな機種を選ぶと効果的です。

ダイキンのストリーマ技術では、猫アレルゲンの97.9%、犬アレルゲンの89.6%を不活化できることが確認されています。ペットアレルギーのリスクを減らすために、早めの対策が大切です。
カビとダニの好みは同じ?湿度管理が鍵
カビやダニは、湿度の高い環境で繁殖します。カビは湿度65%以上、ダニは湿度70%以上で活発に増えるため、梅雨時期などは特に注意が必要です。また、ダニはカビをエサにしているため、カビが多い場所ではダニの発生も増加しやすいという厄介な連鎖が起こります。


こうしたカビやダニのフンや死骸が空気中に浮遊し、吸い込んでしまうと、アレルギー症状を引き起こすリスクがあります。これらの微生物は、アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎、目のかゆみなどさまざまな症状の原因となり得ます。
ダニのフン・死骸によるリスク

ダニは、退治した後でもフンや死骸が残っているとアレルゲンとして空気中に浮遊し続けます。少量でもアレルギー症状を引き起こす可能性があり、ホコリに付着することで室内中に広がるため、定期的な掃除が欠かせません。
ダイキンストリーマ技術による対策

ダイキンのストリーマ技術は、空気中のカビの胞子やダニのフン・死骸を強力に分解・除去します。この技術は、カビ・ダニによるアレルギーや健康被害を未然に防ぎ、家の中を清潔な空気環境に保つための有効な対策となります。
カビやダニの住みにくい環境作り
カビやダニを防ぐためには、湿度を50%以下に保つことが重要です。定期的な換気と掃除、そしてエアコンや空気清浄機のフィルターをこまめに掃除することが有効です。特に寝具はダニの温床になりやすいため、定期的に洗濯・乾燥させ、清潔に保つことが必要です。
ダイキンストリーマのまとめ

カビとダニの抑制効果
ストリーマ技術は、カビやダニ(フン・死骸)を分解・除去し、アレルギーの原因となるアレルゲンをしっかり抑制します。湿度が高くなると繁殖しやすいカビやダニは、空気中に胞子やフンを漂わせて、さまざまなアレルギー症状を引き起こすことがわかっていますが、ストリーマ技術によってその影響を効果的に抑えることができます。
ウイルスや細菌の抑制効果
ストリーマ技術は、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなど、空気中に存在するウイルスや細菌を抑制する実証結果が報告されています。特に新型コロナウイルスやその変異株に対する不活性効果も確認されており、今後の感染症対策にも期待されています。
花粉アレルギーへの対策
一年中飛散する16種類の花粉に対してもストリーマ技術が効果的であることが実証されました。スギ花粉だけでなく、イネやヒノキといった花粉の抑制効果も確認され、特に春や夏の花粉シーズンに活躍します。
空気中のアレルゲンの抑制
ペットアレルギー対策において、空気中に浮遊する微小なアレルゲンを除去することが、アレルギー症状の軽減に効果的であることがわかりました。猫や犬のアレルゲンである「Fel d1」や「Can f1」に対してもストリーマ技術が効果を発揮し、室内の空気をきれいに保ちます。
ニオイの原因菌の抑制
エアコン内部や洗濯物の生乾き臭の原因菌もストリーマ技術によって分解・除去されます。バシルス、セラチア、アースロバクターなどのニオイの原因菌を効果的に除去することで、エアコンの吹き出し口から出るイヤなニオイや、生乾き臭を防ぐことができます。
花粉・排ガス・PM2.5の同時分解
花粉症を悪化させる原因となる排気ガスやPM2.5もストリーマ技術によって分解され、花粉アレルギーの症状を引き起こす要因を減らすことができます。花粉だけでなく、有害物質も同時に分解できることから、アレルギー対策としての効果が高いです。
空気中のアレルゲン・カビ・ダニ対策の重要性
空気清浄機を活用して空気中に浮遊するアレルゲンやカビ、ダニを効果的に除去することで、快適な住環境を維持することが可能です。日常的な換気や掃除と組み合わせることで、より一層の効果が期待できます。
このように、ダイキンのストリーマ技術は、空気中に存在する多様な有害物質に対して高い効果を発揮し、アレルギーや感染症の予防に貢献します。花粉、ダニ、カビ、ウイルス、アレルゲン、そしてニオイの原因菌に至るまで、ストリーマ技術を活用することで、室内の空気を清潔に保ち、快適な生活環境を提供します。
総まとめ

ここまで、ナノイーX、プラズマクラスター、そしてストリーマについて詳しく解説してきました。長い記事となりましたが、最後までお付き合いいただき、心から感謝申し上げます。
この記事を通じて、空気清浄機に搭載されている技術の違いや、それぞれの特長が少しでも伝わっていれば幸いです。空気環境を整えることは、日々の生活の質を向上させる大切なステップの一つです。この記事を参考に、あなたにぴったりの空気清浄機を見つけ、快適で健康的な空間づくりに役立てていただければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。